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国外に出て早16年。国が違えば習慣も違います。それでも適応できるところは合わせ、適応できないところはなんとか工夫しそれなりにやってきました。
しかしどうしても適応できず、また工夫しても納得できないものがいくつかあります。
そのなかで最も我慢できないのが風呂です。
今回背中を痛めたことでそのことを改めて実感させられました。
ヨーロッパの風呂桶というのは日本のそれとは違い基本的にゆっくり浸かれる構造になっていません。
近年日本でもこのような風呂桶が普及しかけていると聞きました。
嘆かわしいことです。
僕にとって風呂だけは絶対日本の風呂でなくてはならないのです。
しかし現実にはそうはいきません。なので僕なりに工夫しています。
以下は体が大きい僕流の風呂の入り方です。他の人にはなんの参考にもならなりません。それに長文です。僕がどんなふうに風呂に入っているのか知りたい人だけ読んでください。
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まずバスタブにお湯を張ります。ぬるめの湯で量は半分くらい。足を伸ばして入ります。そうすると僕の場合腰の半分くらいが湯に浸かります。
そうしてしばらく半身浴。僕が入ることによって水嵩がバスタブ上部にある排水口まであと10センチぐらいまで増します。
体がお湯に慣れてきたらこのまま今度は熱いお湯を足します。約5センチ分くらい。これ以上湯を入れると上半身を入れたときに湯が上の排水口から流れていってしまうのでここでやめておきます。少々熱いですが、ま、最初だけです。
次に上半身をお湯に浸します。ただこのままの体勢では無理なので足を外に出しながら徐々に上半身を浸していきます。
首までつかった時は両足はすでにバスタブの外に出ています。足より上半身のほうが体積が大きいので当然水嵩は増します。それでもまだ3センチほどは余裕があります。
これで一通りお湯に浸かれたはず・・・なのですがなぜかバスタブの真ん中に無人島が・・・いやお腹が突き出ています。
このままにしておいたら大変です。なので小さなタオルをお湯に浸しお腹に乗せ、そしてまたお湯につけお腹に乗せ・・・を繰り返します。
でもお腹もお湯の中に浸けてあげたいっ!って思うんです。ただお腹が浸るまでお湯を入れると今度は排水口からお湯が出ちゃうわけです。排水溝をふさげばいいんでしょうけど、もしお湯が外にあふれだしたら、もうそれは大変なことになってしまいます、なのでできません。
膝から上を外に出しうつぶせになってみます。普通の人はそれでOKでしょうけど僕の場合それだと胸から上が出てしまいます。なんとかして上半身を全部お湯に浸したいっ!
んなわけでいろいろ試行錯誤を繰り返した上で編み出したのが以下の方法です。
バスタブの縁をつかんでお尻を排水口のほうに近づけます。首から上は湯に浸けるわけにはいきませんからちょっと腹筋使って持ち上げておきます。
それから外に出しておいた足を曲げ排水口のある側のバスタブの縁に乗せます。ちょうど体育座りを寝かしたような格好になります。
そしてスクワットの要領で足を伸ばしていきます。すると上半身はバスタブの底をすべり元の位置に戻っていきます。と同時に頭のうえにあった湯が上半身で押され体の両端に川のような流れを作ります。そしてそれが波のようなうねりを生み出します。それがあの無人島のようなお腹の上を流れていきめでたく上半身は全てお湯に浸かるわけです。
一瞬の出来事ですがこれを発見した時は大変喜んだものです。
しかしこの技は足を延ばすスピードが非常に大切で、早すぎるとお湯はバスタブからこぼれますし遅すぎると波が立たずお腹が湯に浸からないことになります。
ただこの技の欠点は一回ごとに腕をバスタブから出し縁をつかんで体を元の位置に戻さねばなりません。
その技を改良したのが足の裏を縁ではなく排水口側のバスタブの底につけるということです。この発見により往復運動が可能になりお腹が継続的に湯に浸かることができるようになりました。
以上が僕流のお風呂の入り方です。
「出っ張ったお腹を引っ込めりゃいいだけじゃん」
といったご指摘は受け付けませんのでなにとぞご了承ください。
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